猫又の次は雪女です。
好きなんです。
こういった「人間以外」の存在が(笑)
民話の雪女は、迷い込んできた兄弟のうち、
兄をその場で殺した後、
弟に今日見たことは決して話してはいけないと約束させ、
山から里へ返します。
数年後、弟の記憶も薄れた頃にえらいべっぴんの女が
「嫁にしてくれ」と家を尋ねてきます。
(この辺りは民話によって様々です)
中の良い夫婦として過ごしますが、女が嫁いで数年後、
ある雪の降る夜に男は雪山でおこった事を思い出し、
女房に話してしまいます。
「あれだけ話してはいけないと言ったのに・・・」
女は男にそう告げると雪女の姿になり山へと戻ってゆきます。
(この辺りも民話によって様々。男が殺される話もあります)
結局、雪女は初めて会った時に弟に一目惚れしてしまい、
殺すことが出来なかったのではないかと…。
そんな風に思うと、雪女が異常に愛しく感じます。
兄をあっさり殺してしまった辺りは…まぁ、アレですが(笑)
情に流されまくって人間に付き合わされる妖怪がいても
いいんじゃないかな～と思ったのです。
